1949-05-21 第5回国会 衆議院 本会議 第35号
とりわけ今日の急速なる物價高騰の時期に、それらのことを参酌せずして、驚くべき低い價格で評價されておることでございます。
とりわけ今日の急速なる物價高騰の時期に、それらのことを参酌せずして、驚くべき低い價格で評價されておることでございます。
そうして最後に旅客運賃のみ結局結論的に上げるということにいたしたのでございますが、これはいろいろさような過程で愼重に調査いたしました結果、いわゆる九原則の線に沿いまして、低物價政策を堅持するという建前からいたしました場合にに、旅客運賃値上が決して各物價高騰の素因をなさないとは申さないのでございますが、併し貨物の運賃を上げることの方がより多く物價に影響を與えるという見地と並びに関係方面の意向も斟酌をいたしまして
從つて賃金ベース引上げに伴うて諸物價改訂ということが行われますれば、それと関連して考えらるべきものでありますが、御承知のように今のままで、そういうことがない場合におきましても、いろいろな意味において物價高騰によつて米價が変動するということがあれば、通常の状態においては來年——いつも六、七月ごろですが変更が起り、それによつて農家に対しては追加拂いをするというようなことになると思います。
だから給與水準の改訂とともに、経済安定というものを同時にやつて行かないといけないので、一應給與水準を上げたが、安定政策は議会を解散して、また新しい國会になつてからボツボツやろうじやないかということになつて來ますと、時間的ずれのために、物價高騰やいろいろのことで摩擦ができて來ますので、早く安定政策というものを実施していただきたいということをお願い申すのであります。
たとい賃金ベースが改訂せられたといたしましても、物價高騰の比率には追いつき得ない経済状態の今日におきまして、賃金と別途にこれらの手当を支給すべきことは、理論上正当と言わなければならないのであります。 われわれ寒冷地におけるところの議員は、前内閣当時から強くこの要求をいたしまして、すでに芦田内閣当時におきましても、これが決定を見ておつた次第であります。
その原因はどういう原因に基づくにせよ、これは非常な無理があつたと思いますが、とにかくその物價が、又通貨が安定的な状態に入っているにも拘わらず、そこにおいて又再び物價高騰に拍車を掛けるような政策を採るべきでない。
而して法律の規定によりますと、右の証券発行限度は三億円でございまして、当時の金額といたしましましては決して少くない金額でございましたが、物價高騰の現状におきましては近くその限度にも達せんとする有様でありますので、本法案によつてその限度を十五億円に拡張せんとするものであります。
(拍手)それとも、変態内閣と國民に非難せられる現政府は、物の見方も変態であつて、天井知らずの物價高騰と、一躍一人一千五百円の賃金値上げ要求が労働組合によつて行われておることを指して、物價と賃金との安定なりと言うのであるか、まことに奇怪千万であります。(拍手) かくのごとく、運賃並びに料金決定の原則に基いて本案を檢討いたしますれば、全然この値上げは不当なりとの結果だけしか出てこないのであります。
○田中專門調査員 愛媛縣東宇和郡鳥越峠を源とする肱川は、一朝降雨に際しては氾濫決壊して沿岸地域に大なる被害を與えているから、昭和十九年度より本川の築堤工事を施行したが、現下の物價高騰のため本工事の継続は困難である、ついては本年度の予算を増額するとともに、洪水調節池の築設、堤防の増設、障害岩盤の切取工事、砂防工事並びに河口に推積せる土砂の浚渫工事等を施行されたいというのである。
○仲内委員 本請願の要旨は、茨城縣久慈郡の久慈漁港はあらたに天然の岩石を利用し、遠洋漁業の根拠地としての新計画の下に昭和二十一年度より着工の運びとなつた、これが完成の曉は太平洋岸有数の漁港避難港となることは衆目の認めるところであるが、新規の築港であり、加うるに物價高騰、資材入手難等、事業の進行は、困難をきわめつつある、ついては昭和二十三年度において相当額の予算を計上し、これに対する資材並びに國庫の助成
物價につきましても、先ほど御説明しました通り、物價高騰を防ぐために、なるたけ運賃の倍率を低目にしているわけであります。かようにして——第三、第四は私設鉄道といえどもこの点は多少加味されますが、國有鉄道としましては、ぜひ第三、第四に重点を置いて運賃を決定する。コストなり國民の負担力のほかに財政その他の國策の立場から決定せらるべきであるというのが三、四の意味であります。
しかるに、最近の物價高騰は著しく、終戦前に比較しますと、公定價格において六十五倍、実効價格においてはその数倍にも達しておるのであります。しかしながら、司法制度の理想としては、当事者の経済的負担を最小限度に止むべきであります。よつて現下の物價事情並びに財政状態に照らして、この印紙額に適当な改正を加え、実情に適するようにした次第であります。
○田中專門調査員 徳島縣下吉野川筋各支渓流は戰時中上流水源地帶山林は濫伐せられ、あまつさえ地質はきわめて脆弱にして、降雨ごとに多量の砂礫を流下し、毎年の豪雨に大洪水を反復、沿岸耕地宅地に被害を及ぼし府縣補助工事として毎年施設をされておりますが、予算僅少と物價高騰のため根本的な工事の促進はおぼつかない現状である。よつて予算増額の上根本的な砂防工事を施行せられるよう要望するというのである。
それで特にこの運賃値上げというものが、從來われわれの経驗によりますれば、物價高騰の先頭を切つて行われている。こういうことを指摘せずにいられないのであります。すなわち運賃が上り、次にはやみの米の値段が上る、それからほかのやみ値が上る。それに続いてそれを追つかけるようにして公定價を上げる。こういうふうにしてどんどん他の物價が上つていく。
輸送力を増強しさえすれば、國鉄收入は殖えてきますし、同時に日本の産業復興にもそれだけ裨益でき、また物價高騰も幾分緩和さすことができまして、わが國経済のすべてに重大なる影響があるのは、この輸送設備の充実である、こう私は考えるのであります。このことは先般参議院の方におきましても、本会議で建議案が出ておつたようでありますから、御答弁いただく必要はありませんが、よろしくお願いしたいと思います。
併しながら一般の物價高騰がこの程度で收まるかどうか、そうして又中間安定が物價の面において得られるかどうかということも、私共には疑問なのでございます。かように、本年度予算は形式的には健全財政主義に貫かれていると申しますけれども、実質的にはインフレーションを飛躍的に高進せしめるところのインフレ予算に外ならないと思うのであります。
きしたいのですが、政府の方は大体公定物價一・七倍値上げ、それからやみ値三・六%値上げで物價を一應押え、賃金は三千七百円ベースで押えて、そこで一應中間安定の第一期の基礎條件をつくりたい、それ以後は一切物價のマル公もやみも高進しないのだという構想のもとに本年度の予算がつくられておるのでありますが、ここで郵便料金四倍、鉄道運賃三・五倍、これが結局マル公あるいはやみの價格へはね返りまして、この政府の言うような物價高騰
今未曾有の物價高騰の際に、社会のあらゆる面は一つとして革新を見ていないものはないのであります。しかし残念ながら退職官公吏とか教職員とか、こういう者の恩給が昔のままでありまして、ために恩給を受けておる適格者は悲痛の叫びをしており、困苦窮乏の苦しみは言語に絶するものがあるのであります。
こういうことになりまして、結局名目賃金だけが上つて、それはかえつて物價を高騰せしむる原因となり、それこそ世耕君のおそれられる物價高騰の原因となるだけでありまして、私はそういう点から見まして、やはり賃金は非常に物價が変動しておつて、從つてきようきめた賃金も明日それを維持することができぬという状態にありましても、それはやはり今日は今日、さらに上つたときには上つたときに対應するような賃金が定められることが